メキシコの牛タン料理

メキシコでは牛タンを素材とした料理が多数みられます。もともと牛肉の生産量は世界第6位であるメキシコ。スペインに征服された時代に家畜としての牛が持ち込まれ、それから肉牛の飼育と牛肉を料理に使う食文化が広まったと考えられます。メキシコは国土も広く、多くの先住民族の種類が存在するため、一口にメキシコの牛タン料理と言ってもその味付けやルーツはさまざまです。メキシコ料理は先住民文化とスペイン文化が融合したいわばフュージョン料理で、世界遺産にもなっているほどです。

メキシコのスーパーでは牛タンがそのまままるごと一頭分、売られています。その価格は日本円で1000円しないほど。メキシコでは牛タンは高級食材ではなく身近な素材となっています。

アメリカへ移民したメキシコ人が多く住む地域で広がった有名なメキシコ料理の一つにあげられるものが、「バルバコア」でしょう。
(参考:牛タンって、実は性別で味が違うらしい?

これは、肉類を茹でて柔らかくし、それを豆や野菜とあえてタコスなどの具にします。このバルバコアにも牛タンはよく使われます。牛タンを大なべで茹で、ある程度火が通ったら皮をむいてさらに茹でます。茹であがったら、トマトソースやアボカドを使ったワカモレで野菜や豆と混ぜて、サラダにしたりトルティーヤに巻いたりして食べます。

tortilla
他には、ポソレと呼ばれる、コーンをメインの具材とするスープに蒸した牛タンを入れることもポピュラーです。

日本のように薄切りにして焼くといった調理法ではなく、固さを回避するためにじっくり煮込んだり蒸したりする調理法がメキシコの牛タン料理では多く使われています。